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トリコモナス原虫が原因で発症する膣感染症|感染経路や再発の確率について

膣トリコモナス症とは同名の原虫の一種が膣に感染することで、色々な症状を引き起こします。性行為を介して感染するので、女性だけでなく男性にも感染する可能性はありますが、男性の場合はトリコモナス原虫は前立腺や精嚢などにおとなしく潜伏しているのです。そのため女性の方が強い症状が出現し、治療をおこなっても再発を繰り返す特徴を有しています。トリコモナス原虫の感染経路は、性行為を初めとした性的接触行為ですが、他の性感染症と異なりオーラルセックスによる感染のリスクは低くいです。トリコモナス症自体は駆除剤を投与するという治療法が確立されていますが、他の性感染症に比較すると、とりわけピンポン感染が多く見受けられる傾向があります。ピンポン感染とは一報が治療で治癒しても他方のパートナーとの性交渉を持つことで再感染するという現象のことです。そのため自分がトリコモナス原虫症と診断されたら、率直にパートナーに打ち明けで一緒に治療に取り組むことが重要になります。

ところでこの感染症にかかると60%の患者で症状が出現しますが、残りの40%では無自覚症状のまま経過するとされています。しかし無症状の残りの40%のなかから三分の一は自覚症状が出現するとされています。このように無自覚のまま潜伏していたり、あるいは再発を繰り返すことにより病状が再燃することが比較的よく観察されることでも特異な特徴をもっているわけです。

一度治療で治癒したと見られているにもかかわらず、再発するケースでは原因としていくつかが考えられます。まず投薬治療によっても、そもそも原虫が死滅していなかったケース。また膣以外の臓器に潜んでいた原虫が再度、膣に寄生することで再発する可能性も指摘されています。そしてトリコモナス特有の再発原因として、性行為以外の感染経路で再発する可能性もあり得ます。トリコモナス原虫は水分さえあれば人体を離れても、感染力を維持しながら数時間生存を継続することができます。特に水中では長期間にわたり感染力を維持するとされているほどです。そのため浴槽を介した家族内の感染のほか、公衆浴場や共用タオル・様式便座などっからトリコモナス原虫が体内に移行するリスクが存在しています。現に性行為の経験のない幼児や性生活を持たなくなって久しい高齢者にあってもトリコモナス症の発生がみられることから、性行為以外の感染経路のリスクの高さも指摘されているところです。